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2020/05/30
2022/07/28
日本の田舎ではもうありふれた風景になった放置竹林。現在、弊社は放置された真竹(マダケ)の密林と化し、荒れ果てた土地に本社を置いております(笑)ので、2020年の冬から本社の竹林殲滅大作戦と銘打って活動してきました。地方の放置竹林の問題は、先祖伝来の土地が竹藪と化してしまった農家さんにも頭の痛い話だと思いますので、情報共有・経過観察を兼ねて、ブログ記事にまとめていこうと思います。
竹 徹底活用術―荒れた竹林を宝に変える! (現代農業特選シリーズ) マキタ 充電式チェンソー MUC204DZ マキタ充電式チェンソーMUC405DGFR(バッテリ/充電器別売) Z ゼットソーIII 265mm 本体 Z ハードインパルス ゼットソー 9寸目替刃265 日産化学 除草剤 ラウンドアップマックスロード 1L 草刈り110番【草刈り・芝刈り・草むしりすべてお任せ】 放置された竹林問題
弊社は創業当初から業務をクラウド上で完結させる構想があったため、物理的な土地は郵送物受け取り以外は必要としなかったこともあり、放置されていた先祖伝来の土地に本社所在地の登記をしております。...この土地はかつてはヒノキの人工森林だったようですが、半世紀も前に近隣のお宅から生え移ったマダケが進入し、埋め尽くされてしまったようです。このようなケースは、いまや地方ではどこにでもありふれた放置竹林
として問題化しております。とにかく全般的にタケは驚くべきスピートで成長し、地下を蔦って放置された宅地や人工森林や田畑に侵入して拡大していきます。一度定着してしまうと、タケ本体は地下茎で広がった一つの植物個体であり、駆除できなくなってしまいます。今回の土地のように、放置竹林によって土地の景観悪くなってしまうだけでなく、もともと水害の多い地域で、水源涵養(土壌から染み込む水を貯留、河川へ流れ込む水量を緩和させ洪水災害を和らげる)や土砂崩れ防止を目的としていた人工森林を弱体化させてしまっているのも問題とされています。そんな厄介者の放置竹林を折角の機会ですので、タケが生えてこなくなるまで土地をリセットできるのか身をもって実証していこうと思います。
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元々は、現代農業という雑誌の中で紹介されていた竹林の駆除方法が元になっているそうで、近年考案された比較的新しい方法のようです。この方法はとてもシンプルで、この本の中で竹を地面から1mくらいの高さから切るだけと紹介されています。ただし、タケの休眠期である冬の時期(12月〜翌2月まで)の間に切る必要があるようです。そうして後はそのままにしているだけで、真竹ような細めの竹なら一年後には根元から根こそぎ抜けるとのこと。より大型な孟宗竹の場合には抜けるまでに数年かかることがあるようです。作業のサイクルを図示するとしたのようになります。冬の間の気温の低い時期(12月〜2月)に、竹を1mの高さを残して切っておき、春になって活動が盛んなときに地下から吸い上げられた水は切り口から漏れ出るだけになり、やがて地下茎全体が枯れてしまう、という理屈らしいです。また、マムシやスズメバチなどの危険な生物が活動してない時期に作業できることも大きなメリットです。
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とりあえず12月ごろ土砂に埋まっていた唯一の土地の入り口を塞いでいた土砂をさらって、竹の密林の内部に入れるような場所を確保しながら、手前の竹から順に1m切りを敢行していきました。入口付近から始めた当初は、土地の内部が分からないほど、真竹が密に生えていました。もう後は根性だけで、ひたすらバッサバッサと竹を地上1mの高さでなぎ払っていきます。ここは電気が通ってないので、当初は軽めのバッテリータイプの電動チェンソーを持っていって切ってました。なお、バッテリーに関しては前回のバッテリー特集をご参考ください。
Amazonでマキタのバッテリーを探す際の商品セレクタが存外便利に使えると思った時のメモマキタ製バッテリーの主なラインナップと選定のポイントを解説
確かに力もいらずに楽ちんで作業できましたが、竹を刻むのに数時間連続で作業すると18V6.0Ahのバッテリーでもヘタれてきます。竹林の中に枯れて倒れている竹もあって、この硬くなった竹を切ると、タケ用のチェーンソー刃も結構傷んで切れ味も悪く感じます。また1人の作業で問題となったのは、竹を切った直後にあらぬ方向に倒れないように、両手でガッチリ幹を支えてから方向確認してから倒さなければなりませんでした。真竹でも、大きいものでは20mの高さに達するものがあり、葉の部分が密集している状態で1m切りしても、その重さは数十キロになるので、とても片手では支え切れません。今回は場所的に、道路や民家、電線といったものが周囲に囲まれているので、倒れどころが悪いとかなり危険です。ノコギリを使う利点は、今回は竹の胴体を切った直後に地面に放り投げることが出来るので、両手が使える状態であらぬ方向に倒れることないように竹を支えることが出来ます。バッテリータイプのチェーンソーは、地面にそうホイホイと放り投げてリチウムイオンバッテリーに衝撃を与えるのはよろしくありません。そんなこんなで、替刃タイプのノコギリで切り刻むのが一番安心が得られてコストパフォーマンスが一番いいと個人的な結論にいたりました。キレ味が無くなったら瞬間換装で、秒で作業に復帰です。肉体的には少し辛いですが...。そんなこんなで、びっしりと地上を埋め尽くしていた何百本という真竹の全てを1m切りするのに、結局12月初旬からコツコツと初めて3月中旬までかかりました(雨の日が結構多かったので、割と日にち間隔が空いたりしましたが...)。1m切り後のエントランス部は景観はこんな感じです。元々、水源かん養のために植えられていたヒノキはかろうじて残ってはいたものの、そのほとんどが竹に栄養を奪われ、日光不足に陥っていたりで、痩せほそり枯れて立ち腐りしているものがほとんどでした。まさに地方の山間の集落では過疎化で管理する人がいなくなって整備されなくなった山林の末路、といった感じです。近年の異常気候で、竹林の山間部への侵食がますます進み、今後も放置竹林が森林の保全機能や生態系に深刻な悪影響が与える恐れがあるのでしょう。これは地方においてもなかなか頭の痛い問題です。
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真竹を1m切りしてから、その後気温が暖かくなり始める4月ごろに何か変化はないかを観察するために、切り株を覗いて見ると、切り株の数本から、確かに水分が垂れている跡が見られました。オレンジの固形物は、養分...?でしょうか、とにかく気温が暖かくなってから何かの変化があったことが伺えます。
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真竹のタケノコ時期は6月ごろと言われています。なんだか1m切りをしたので、葉っぱからの栄養供給がなくなって、さらに3月〜4月で地下からの栄養も抜け出て、タケコノは生えてこないんじゃないか?と淡い期待を寄せていましたが、そんなことはなく、地面からやたらタケノコ生えてきまくってます(笑)。恐るべし竹の生命力、といった感じですが、ここで放置したらもとの木阿弥なので、地面から頭を出したタケノコは残さず除去します。真竹のタケノコの除去は簡単で、すごい柔らかいため、蹴飛ばすだけで頭から飛んでいきます。ポイントとしては、5月中旬辺りからタケノコが立ち始めるので、何日かおきにタケノコを根気よく蹴り飛ばしにいきます。手で抜くものいいのですが、どうしても力の入れ具合で胴体の途中からポッキリと折れてしまうタケノコもあるので、綺麗には抜けない場合があります。必殺キックなら、手を使う必要もなく、確実に地面から頭が飛んで行くのでオススメです。とにかく竹林の完全根絶は粘り強い根気が必要になるようです...長い戦いになりそうな予感。
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さて、1メートル切りを行ってから一年後の12月がやってきました。どれどれ切り残していた竹はどんな感じなのか、早速竹藪に潜入し、切り株が上手く地面から抜けるのかユサユサ揺らしてみました。結論から言いますと、「細かった竹は抜ける、太い竹はまだ抜けない」
...ということがわかりました。まず下の写真のような細い竹(直径約5cm以下)をユサユサ左右に揺すってみます。ユサユサ...すると根本からバキッと折れてしました。他の細そうな竹もやってみますと、根本からしっかり乾燥している感じでポッコリと土から引き抜くことができました。細い竹だとほとんどこんな感じで確かに簡単に引き抜くことが確かめられましたが、太ければまだまだ根っこに弾力があり、到底簡単に抜けそうではありません。これはまた後1年後に抜けてくれるかな...と淡い期待を持ちつつ、来年のアップデートを再びお待ちください。1メートル切りの結果考察
せっかくなのでこの1年間で得た個人的な気付きを走り書きしておきます。① 地上1メートル付近では節の直上を狙って切った方が良い
これは1メートル切りした後のその年の初夏〜秋頃にかけて藪蚊が大量発生してしまった時の反省点です。適当に竹を切ってしまうと、中の空洞に水が結構溜まって、そこでボウフラが湧いて出るようで、とにかく夏場に藪に入ろうものなら至る所を蚊に刺されるという悲劇に...竹の切り株は数年残して置かないといけなくなるので、水が貯まらないような位置を狙って切るべきです。② 雨の多い年が影響?
これは竹を抜きながら感じたことですが、もれなく抜ける竹はしっかりと根っこまで乾燥
している状態になっており、一方でまだ抜けない竹の切り株は1年経ってもまだ竹のしなやかさ・柔らかさが根っこ付近に残っており、押しても引っ張っても弾力が残っているようでした。この点だけで言うと、竹の切り株が地面から抜ける・抜けないは、根っこまで乾燥していることが重要になっているようです。つまりは、この一年かけても、切り株の内部は十分乾燥仕切れていなかった、と言うことでしょう。重要となるのは竹が休眠状態にある冬の時期にしっかりと乾燥することが重要になるわけですが、去年の1月から3月のお天気を確認すると、かなりの期間、雨かすっきりしない曇りと言う異例の雨の多くしかも雪が一切降らない暖冬になっていました。参考: goo天気-過去の天気改めて確認すると、スッキリ晴れた日が少なく、ほぼじめついた状態が保たれた多湿の冬だったことが伺えます。こういう状況下にあったので、地中の根っこも中々乾燥してくれなかったのではないかと推測されます。こればっかりはその年の天候次第になりますので、早ければ1年で抜ける竹もあれば、数年でようやく根が乾燥して抜けてくれる、と結果がバラつくのも仕方ないのかも知れません。
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※ 2021/12/30付更新分さて、1メートル切りを行ってからニ年後の12月になりました。まず結論から先にいうと、敷地内の竹は生えてこなくなり、かつてのスッキリとしたヒノキ林に戻りました。逆に笹が台頭し幅を利かせるようになってしまいましたが、こちらは草刈り機で除草できますのでまぁいいかと思っています。作業前、去年から硬く根っこから抜けずに残っていた太めの真竹の切り株は以下の写真のような状態になっていました。表皮にまだ少し緑色が残っていたり、完全に枯れた色をしていたりと、目視の状態に差はあるものの、掘り返してみると軒並み根っこの部分は枯れて朽ちている場合がほとんどでした。ここから手で抜けるものは引っこ抜いてみたり、硬いものは斧で割れ目を入れてハンマーで叩いてみたりとすると、去年はビクともしなかったものもほぼ抜き取ることが出来ました。折角ですので、今回引っこ抜いた、切り株をギャラリーとしていくつかピックアップしてみます。こちらは蹴ったら根本から折れたタイプの切り株です。折れた箇所の反対方向のヒゲ状の根っこはしっかりと乾燥しており、この状態になると地面から抜けると思われます。個人的に全ての切り株をキックで倒していくほどの武闘派ではないので、主にハンマーや斧の裏などのインパクトのある道具でバッタバッタと倒していきます。インパクトのある道具で切り株を倒すと、地表より少し浅いところでポッキリと割れてしまう竹も多いです。その場合、根っこの残りは地中に埋まったままになりますが、特に気にならなければ全ての根っこを掘り返えさずにそのまま土に返すと良いでしょう。最後に、全てゴッソリと根っこが最後まで抜けているパターンです。全部取れると気持ちいいものです。この写真は根っこを底面から撮ったものです。おそらく地下茎に接していた部分も枯れて、剥離か破断した面が見えているものと思います。出図:竹の性質, 山野庁HPより抜粋https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/take/seisitu.html
こうやって竹の地下に埋まって見えない根部分の構造をまじまじと見てみると、地下茎との接続部分は意外に細く、それでいて竹が強固に地面から抜けないのは全て階層状に生える無数の髭根が、横方向に広く伸びているからだと改めて気付かされます。こういう構造をしているので、根っこが完全に枯れていたとは言え、無数のヒゲ状の根が地面の奥深くまでしっかりと潜っていると、太い竹では手で引っこ抜いたり、蹴ったりを試みてもビクともしないことが分かります。つまりは孟宗竹のような太い竹では、根が乾燥して何年待っても、おいそれと簡単に根っこまでスッポリ抜けるとは言えないと思います。今回太い切り株をどう除去したかというのも参考に紹介します。まず分かりやすいように太い切り株の地表部分を少し掘っておきます。毎回竹の下の土を掘り返すのは面倒ですので、地表付近であれば問題ないと思います。次に斧で片方だけに適度に割れ目を入れておきます。竹は乾燥しているため、斧でも簡単に割れ目が入ります。割れ目を入れた方向からハンマーなどで叩くと、真っ二つに裂けながら勢い良く倒れてくれます。かなり太めの竹でも同じように取り除くことができるのは、先程の竹の地下の根部分の構造から解釈すると、横に放射状に広がって竹を支えているため、縦方向には非常に強く支持していますが、片面にした横一方方向からの力には非常に弱い性質によるものだと思います。おおよそ地表から数センチのところで割れるので、根っこの一部は残ってしまいますが、特に完全に除去したいという理由もなければそのまま土に埋めておくと、いつか土に還っていくと思います。この方法の注意点は、ハンマーで叩く時、竹が予想外の割れ方をして、自分の手などに竹が跳ね返ってくる場合がありかなり危険です。試される際には、保護グローブや保護ゴーグル、柄の長いハンマーなどを使って自己責任で行って頂きたく思います。片割れの根っこもそのまま土に埋めても良かったのですが、折角なので土から出してその状態を見てます。片割れも根っこの支持している反対方向からハンマーで横に打ち付けると、ボコッと地中から出てきます。確かにヒゲ根が1m弱も横に伸びていることが分かります。...そりゃ手では抜けないわけです。真竹の大物でこれなので、孟宗竹の大物になると更に除去の難易度は上がるのは想像に難くありません。1メートル切りの結果考察②
二年の期間を経て、一応敷地内に蔓延った真竹の駆除という目的は達成したため、とりあえずこのブログ記事の内容もひとまず完結ということになります。...数年後また放置していたら竹林が何故か復活していた...とならないことを今は祈りながら経過観察は続けようとおもいます。とりあえず細い真竹ならば、今回得られた結果としては、「サボらずにニ年も掛ければマダケであれば駆除できそう」程度の話です。これが孟宗竹などの大型で、よりヘビーな竹林になってくると、一体どれだけの期間と労力を掛ければ駆除できるのか全くの未知数です。さて、ここまで足掛け2年で検証を続けてきた件の『竹の1m切り』
ですが、個人的な見解として、その冬に地上から1mの高さで切れば効率的に駆除できるとされる“効能”とやらにはやりながら懐疑的
な面も多いと思います。結果的には数十年来の放置竹林を駆逐できたわけなので不満ということもないのですが、この「1m切り法」に最初に抱いていた竹駆除を“劇的に”変える方法、とまでは言えないような気がしております。竹を枯らす効果という意味では、地際切りだろうが、1mだろうが、2mだろうが、光合成で養分を当てる竹の葉の部分が無くなってさえいれば、切る高さに差異は無いように感じました。むしろ、切る位置としては先程のパートで言及したように、切断する節の位置に気を付けておくことで、竹の内部に溜まった水の中に夏期害虫が湧くのを防いだり、竹を叩き割る際に水が噴き出て全身水浸しにならずに済みます。つまるところ、「1m切り」をやるメリットとは、というのが今回の2年の作業で得られた「1m切り」の見地(というか教訓)です。なので竹の駆除の効能とやらには直接関係ないところ、つまりは実際に竹の除去作業をする人の作業性や安全性に関するメリットだけはあるような気がしました。逆に個人的な意見としては、今回の竹林の駆除に与えたもっとも大きい要素は、5月〜7月までに一斉に出てくるタケノコを発見次第、速やかに蹴飛ばして新しい株を摘んでいった地道な努力
が結果的に良かったのではないかと推察しています。そもそも山林を管理しなくなった・出来なくなった人間側の理由で生じた「放置」こそが根本的原因ですので、そこから元の土地の状態に戻すのは竹の尋常ならぬ生命力を上回るくらいの人間側の「根性」が必要になります。...当初は楽な道を模索していたのですが、結局最後は何事も精神論に辿り着くのかも知れません。さらに今後、もっと画期的な竹の駆除方法が開発・発表されていけば、こういった我が国の放置竹林問題の状況も打開されていく可能性があります。かつての日本で当たり前であった美しい里山の原風景を取り戻そうと活動・研究されている方々への頑張りにエールを送りつつ、弊社の放置竹林駆除活動はここで一旦終了とさせていただきます。
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とにかく放置竹林を完全に駆除するためには数年は根気よく、気長に頑張る必要がありそうです。また、1人で冬の時期の1m切りを行う場合は、仕事の合間を縫って計画的に作業を行えるくらいの時間的な余裕がないと、なかなか思うように竹林の徹底駆除は出来ないと思います。肉体的にはキツいと思いますが、1m切りは最初の数年だけと割り切って放置竹林との戦いに挑みましょう。