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2023/02/03
【空き家を買ってDIY②】孟宗竹の駆除〜空き家の裏地の竹林を一人で処分する
多数存在する除草方法のなかでも、原始的で、絶大な効果がある方法として、『雑草に直接熱湯を浴びせる』やり方があります。熱湯を直接浴びせかけられたら、どんなに繁殖力の高い植物でもひとたまりもなく死滅させることができます。一見とてもシンプルですが、このやり方のもっともハードルの高いポイントが、「大量のたぎったお湯」を用意する必要がある点です。大きめのヤカンでお湯を沸かしてやってみると分かるのですが、一回でせいぜい50cm四方に振りかけられるくらいで終了してしまいます。逆にできるだけ広く振りかけることばかりに意識を取られていると、お湯が地中の根っこにまで浸透せずに、強い雑草ならば余裕で生存されてしまいます。普通サイズのヤカンや電気ケトル程度の容量でこれをやると、果たして何回往復したら終わるのかくらい果てしない作業になります。また、沸かす水の量が増えればそれだけ時間と光熱費に直結してくるので、結局は除草剤を使ったほうが割安な対策になってしまいます。個人的なケースで恐縮ですが、主題の通り自然のド真ん中の「特定空き家」に付いてきただだっ広い荒れ果てた庭でアウトドア生活ができるほど、焚き火し放題なため、薪などの燃料さえ入手できたら、「水をタダで沸かしたい放題」の環境が整っています。あとは一回10L以上の水が沸かせるような「巨大なヤカン」があれば...といろいろホームセンターで探し回って目を付けたものが、『トタンのバケツ』です。安いと1,000円台で買えるため、使えれば圧倒的なコストパフォマンスを誇る...のですが、「そもそも焚き火でバケツでお湯が沸くの?」という根本的な疑問を検証してみます。
トタンバケツ8号(13L) 電動リューター(高速回転タイプ) 草刈り110番【草刈り・芝刈り・草むしりすべてお任せ】 トタンバケツでお湯を沸かす
検証用に購入したのは、「 トタンバケツ8号(13L) 」で、10L以上も水の入る優れものです。ブリキと比べて、トタン製なので熱耐久性もかなりあるだろうと期待されます。でもこのままバケツごと火に投げ入れるためには、取っ手のプラスチックが邪魔になります。ということでこの部分は「 電動リューター(高速回転タイプ) 」で切断し除去します。(※ハンドグラインダーでも可)バケツのこういった部分には強化プラスチック製のしっかりとしたグリップが付けられているので、電動工具がないとかなり苦労します。きれいに除去することができました。これで直火に投入しても問題ない状態になったので、試しに10L弱くらい水を入れてレッツグリル開始です。今回はサッと使えそうなバーベキューコンロに乗せて試していますが、熱し方も考えないと、加熱中下に敷いていたワイヤーフレームが重みに耐えきれず沈んできました。今後、バケツの効率的な熱し方は要検討ということで。薪の量も少なくて、火力が弱いかな?と思いつつ待つこと30分...問題なく沸騰してきました。これくらいの温度が上がれば、除草も可能でしょう。早速、このバケツを持って枯らしたい雑草にドバっと浴びせかけるだけで除草完了です。もう一つ気になっていた直接火にかけたことによるバケツ自体へのダメージもチェックしておきましょう。熱による金属の変形や腐食も主だったことはなさそうです。さすがトタン製なこともあり、これなら繰り返し使ってもまだまだ耐えられそうな印象です。
トタンバケツ8号(13L) 電動リューター(高速回転タイプ) 草刈り110番【草刈り・芝刈り・草むしりすべてお任せ】 まとめ
今回は一般的な園芸用のトタンバケツを使って、直火でお湯が沸くのかを検証しました。トタンバケツは入手性や安価性を考えても非常にパフォーマンスの良いアイテムですし、取っ手部分もついているので、お湯が沸いたらそのまま素早く移動することもできて便利です。冒頭で、「沸かせるお湯は大量にあればあるほどよい」と述べましたが、やはり手で安全に運搬することを考えると、あまり重くならないように10L前後くらいが1回分でよろしいような気がします。もしも除草したい庭の面積が広くて、バケツ1杯では全然足りないというのであれば、複数のトタンバケツを同時並行で沸かしておけば、バケツの量だけ大量の熱湯がお湯が沸かせるので、そういったやり方で時短もできそうです。